[対峙する男が告げるは承諾の意を持って]
その心意気や、良し、じゃの。
そなたとあれらが同じである必要などどこにもない。
壊したりはせぬ…それは、我の為すべきでは無い故、な。
[す、と立つ姿は自然体のまま目を閉じる。まるで地上に在るかのように]
一つ、教えておこうかの…
我が記憶は「世界の記憶」じゃ。我はそれを守っておる。
だが、それは我が「意思」によるものではない…そう「定められた」
己が意思で決めた、そなたの決意の方が、ずっと深い……
[目を開く][笑う][そうして]
その深きに相応しき力、鍛えるに力を貸そう。
[そう言って、男の元に飛び込んで、男の右下から斜め上に切りつけるように扇を閃かせて]