[男の問い>>1912に返すは、どこか曇りを帯びた、それでも笑みで]それは我にも判らぬ…在る物が全てであるが故、な……っ[扇が裂いたは水][返す如くに向けられた刃を、体を逸らして躱す][体に遅れた髪が一房、切り取られて風に舞う]なるほど、確かに修練は確りしておるようじゃの。[妙に楽しげな声、落として、逸らした体はくるりと一回転して僅かに間合いを取る][そうして、もう一度踏み込んで]鋼は、鍛えるほど強くなるものじゃて。[そう言って今度は先とは逆に、左から横薙ぎに切り払って]