……赤き焔の君が、そんな事を?
[出会い、言われたという言葉>>1910を聞けば、浮かぶのは楽しげな──どことなく、満足気な、笑み。
それでいい、とは言の葉にならぬ思い。
相容れぬが故に生じる力。
それもまた、楽士の──否、神魔の望むもの]
ええ、彼らとはいずれまた廻り合うでしょう。
その時、世界に生じているのは──恐らくは、ひとつの、揺らぎ。
揺らぎが織り成す旋律が、輪転を選び取るか、不動を選び取るかは……。
[ここで一度、言葉は途切れる。
浮かぶのは、どこか酷薄な笑み]
……彼の光たちが如何ほどに輝けるか。
それを、天秤が如何に判ずるか。
それにより、変わるでしょうね。