―金の映す世界―[ゲルダの紡ぐ言葉に耳を傾ける。子供たちの様子を見に行くという彼女]――…それも悪くはねぇな。[気に掛かっていた者がその存在を気に掛ける。支えあう形ではないかもしれぬがいつか其の形が繰り返されるのかもしれない。それは少しだけあたたかな気持ちを呉れた]見守る側、ね。先ずは生傷を作らねぇようにすることだな。――…もう、俺が傷を診る事は出来ねぇンだから。[紡がれた言葉にゆると目を細める。漆黒の尾は風と戯れるようにゆらと揺れた**]