―『遊技場』より55km東に離れた森―『遊戯』は終わった。君等の予想とは違う形で。[冷たさすら感じさせる朱の瞳でそう告げた。一週間の間森を彷徨い、力尽きて眠っている銀髪の女性を指し示し]彼女は中には入れて居ない。”終焉”の名を持つ者に出し抜かれて。[動揺の声が上がる。蛇はどうした、という声に]私は知らない。聞きたければ終焉の女を探すことだ。[そう返すと踵を返した]