[相変わらず、誤解を生みそうな言葉選び。けれど、3人で在った時間は、好きという言葉では足りないもの。幼い日、両親以外と触れることが少なかったが故に、普通ならば成長過程と共に知る筈の細やかな感情の差を白銀は上手く表現できない。けれど、同じ愛という言葉を使っても、光に向けるそれと、灰銀に向けるそれは違うことは明白。胸を締めつけられるような傷みの愛の種類には―――……愛の前に恋がつく。ある種申し訳ないと想いながら感謝を向ける愛の種類には―――……愛の前に友がつく。]