───それじゃあ、しばらく離れることになるけど。心はずっと君の傍に。……必ず迎えに来るから。[そう告げて優しく微笑み。するりとゲルダの頬を撫でてから踵を返した。開けられた扉が静かに閉まる。雑貨屋の外で、ミハエルは大きく息を吐いた。伝えられたこと、受けて貰えた事に対する安堵の息を]