『Wenn ich bete und ankomme. Es ist einmal mehr dieser Boden. Wenn ich auf Sie stosen will……』……え……?[最後の一節を紡ぎきるのを遮るように、それは届いた。誰もいないはずの世界に響く、声。>>2016]『……いるのか……って。 それ、こっちが、聞きたい』[僅かな躊躇いの後、低く、コエを返す。銀に縛された右腕が疼いた気がして、無意識、左手で強く掴んでいた]