…イレーネさんも、元気な赤ちゃん産んでね[そう言い伝えて、もう返事の帰らぬ扉を見詰め。すとん、とカウンタ脇の椅子に腰を落とした。] ――――…誰かが最後の一人に成るまで終わらないのだね[人と狼。水と油のような存在。守りたい物の為に生きるのは、どれも同じなのだと娘は悟った*]