[呟いて、思い出したのは。
何時か、風が手向けを届けてくれると言ってくれたライヒアルトの言葉で。
自分の存在が何時まで在るのかは解らないけれど。
こうしていれる限り、自分が思いを届ける手伝いをしたいと。
ライヒアルトを想う子供達の心や、アーベルを想うベッティの強さや。
大切な者に向けられた、誰かの想いを。
風に乗せて、届けられたら。
そう、願い。]
キーファーちゃん。
私がいつまでいられるのかはわからない、けど。
これからも、一緒に…友達で、いてくれる?
[蒼鷹に微笑みかければ、仕方ないというような鳴き声が返り。
急に鳴いた蒼鷹にミハエルが驚いたのをみれば、二人顔を見合わせて*微笑んだ。*]