―『遊技場』跡地―[先にそこに向かったのは何故だったのだろうか。確認をしたかったのかもしれない。片がついたのだという]…完膚なきまで、だな。[低く呟き、建物があったはずの場所に背を向ける。最早何の制御もなされないそこは、全体が廃墟のようなものとも言えたかもしれないが]…?[周辺を囲む瓦礫の中を歩く途中、足先に何かが当たった。チリンという小さな音に下を向き、転がる煤けた飾りを見る]