>>2034「何、怪しい者ではないよ。通りすがりの世話焼きだ」[動揺する様子とは対蹠的に、余裕の体でくすり、と笑う]「しかし、迷うておるのだろ? 己が道というものに。 ……何か、恐れるものでもあるのかな?」[続けて投げられる問いは、静かに響く。さわり、と吹き抜ける風が、墓前の花を揺らして行った]