[落行く早さ、制御できるつもりで片翅ではそれも叶わず][自由落下のそれ、不意に力の向きが変わって]………[その理由に気付いて、ふわり][辛うじて動く右腕、そっと男の頬に触れて癒しの白を一つ、呼ぶ]そなたの方が傷は多かろう……?我は、大丈夫……[だけど、そのまま、拒まれなければ身を預けて]……済まぬ、な……地に下ろしてくれると助かる。