─ 放浪の一幕 ─『どうしてもの必要がそうあっては困るよ。消耗する』[久し振りという小さなコエ>>2024に苦笑する。疲れたような口調で伝わるだろうか。一度でなく紅い世界での会話を「必要」とする状況に追い込まれてきたのだと]『同胞と話すことで落ち着けることも、勿論あるが』[フ、と息を吐きながら、重い記憶を振り払って]