『あぁ。風が運んできたかと思うほど自然に心に響いた。 だからこそ、驚いてしまってね』[穏やかなコエを取り戻し、頷くように囁いた]『花のために、月下で歌う?』[いつしかこの会話にも惹き込まれ、そう問いかけていた*]