……うん、わたしの心も、 君の傍に……置いて欲しいよ 一人にしないって言葉、信じてるから…[なぞられる頬、柔らかな感触を伝えて。踵を返す青年の背は、何時の間に広くなったのだろうと嘆息を漏らした。きっともっと背が伸びて逞しくなって行くのだろう。来年の夏の日を焦がれる様な、後を惹かれる想いを感じて。―――別れの時を迎えるその日、二人の間に通う物はとても温かな物であったことだろう*]