― 湖の畔 ―[見上げる男の表情>>1952は、敵なのにどこか自分に似ている気がした。 溜息のような笑みに、赤色もふと表情を緩める] なんだ、やっぱり――[行為そのものは見過ごせないものだとしても] お前、そんなに悪いやつじゃないんだ。[そこには誰かを思う気持ちがあるのだと、感じられたから]