[地に、樹に添わせるように身体を下ろす。
癒す術が無い身、ただ見下ろす事しか出来ない儘で]
あの人の望むところを見て想像していただけだよ。
俺自身がどう関わってるかは、生憎あんまり理解してない。
[軽い苦笑と共に肩を軽く竦めて]
[瞬きの後の言葉には首を傾げる]
残念ながら、君のことは知らなかった。
知ってたらもう少し対応を変えてはいたんだけどね。
その辺りを加味しても、これだけ怪我させたのは事実だし。
まあ、交渉次第かな、ここは。
[ん、と考えるように傾げた首が天を、生い茂る緑を仰ぐ]
悪いと思ってるのなら、ひとつついでに教えてくれないかな。
…君の名前。今を生きる、君自身の名前を、さ。
[白い蝶の下に戻る水宝玉は、何処か楽しげに笑って*]