[季節外れの紅の揺れるその場所から消え失せる、その瞬間まで、軽い笑みの絶える事はなく。けれど、邪魔になったら、との言葉>>2136に対した笑みだけは、神魔の艶を滲ませたもの。消え失せた後に零れたもの>>2137を知る術もなく。影と影を繋ぎ、異なる場所へと現れ出でた神魔は、近づく気配に僅かに目を細めた]……胡蝶の君?[近づく力はそれに属すもの。けれど、当人でないのは、知れる。やがて訪れた白の使者、それが伝える言霊>>2121に、零れ落ちたのは、ため息ひとつ]