言伝は承りましたが、聞き入れられるかどうかは、状況次第です、と申し上げておきます。……もうお帰り。彼の君は、眠っておられるのでしょう?なれば、その力の一助となりなさい。[静かに告げて、真白から目を逸らし。ゆっくりと、探し人のもう一方の気配を感じる方へと歩き出す]……まったく、もう。[少し進んだ所で、零れるのは、ため息と]何を考えているのやら、彼の君は。[お互い様と言われそうな、ぼやきがひとつ。**]