─ 『神樹』の領域 ─
[問いかけに、肩を揺らす様子>>2136にゆるりと傾ぐ、首。
その仕種にあわせて、伸ばした髪がさら、と揺れる。
目のやり場に困っている辺りに気づいているのかいないのかは、傍目からは読みきれない]
……年季の入った樹、ねぇ。
確かに、これは古さだけならどこの樹にも負けんとは思うけどぉ……。
[背後の『神樹』をちら、と振り返って、呟いて。
んー、と言いつつ、思案するように左手の人差し指を唇に当てる]
……というかぁ……おにぃさん、どちらから、どんな理由でここにいらっしゃいましたの?
[間をおいて、指を離しながら問いかける。
声音が少し低いのは、別に呟きを聞き取ったからではない……はず]
そも……呼ばれたわけでもないんに、ここに立ち入れるっていうのは。
なんかしら、理由がないとムリなはずなんやけどぉ?