―森のどこかで―[あの後、もう一度別方向での足止めを試みて、ある程度の間合いを保ってはいるけれど、何時攻撃がくるかわからぬ状態]こりゃ、きっちり倒す方向でいかないと厳しい、か?[そう言いながら、攻撃魔法を模索し始めたその耳に飛び込んできた声>>2134飛び込んできたのは男と、黒い猫]え…っ、ああ、解った![聞こえたのは「引け」と言う指示と「獲物」言う言葉。それを理解出来ないほどに混乱はしていないから、ヤドカリから距離を置こうとして……その男が放った「技」に、一瞬で気持ちを奪われた]