─ 森のどこか ─
[降り注いだ樹の槍、その幾つかは陸生大ヤドカリの脆い部分を掠めてダメージを与える。
蒼の巨体は鋏を振りかざしつつ、紅く輝く目をこちらへと向けた]
……さって、どう捌くか……。
[低く呟いたところに届いたのは、援護する、という声。>>2149
瞬きしつつ視線を巡らせた直後、障壁が生み出されたのが感じられた]
おう、あんがとさん!
[短く返しつつ、次の手のためにカードを取り出す。
さすがに、こんな硬いモノ相手に太刀を使おうとは思わない。
となれば、用いるべきは魔法と符術、との割り切りは早かった。
……符術が好奇心の対象になっている事には、幸か不幸か気づいてはいない]