私は…。綾姉の。孝兄や琉璃兄の。晴美さんや、裕樹さんや、一緒に居た人達のことを。忘れたくない…なかったことにしたく、ない。[前に榛名に言ったように口にして]でも、できるなら二度と。あんなことは起きて欲しく無い。巫女様も…哀しむだけであって欲しく、ない。[ゆっくりと瞼を開き。目の前の人物を、改めて見つめた]