─ 何処か ─…あぁ、そういえばこっちはちょっと短かったんでしたっけ。[目測を誤り、落ちた木の枝に受け止められたまま一人ごちる。ここの所"こちら"にはなっていなかったから、手足の長さのズレを忘れていたと、久しぶりの失敗に内心舌打ち。預かり物の無事を確認して、破損や不足が無いことを再度確かめると安堵の息を吐いた。少なくとも、こちらに問題はない]…さて、ここからどうしましょうか。[問題は、ここからどうやって降りようかと言う話**]