[先に準備されていた雷の力が同時に天へと立ち昇った。
5つの力を頂点として結ばれたそれは、放たれた一撃へと収束して周囲を歪ませる程の力となる。
走る姿はまるで雷龍のように]
――クッ!
[巨大な炎蛇と正面から衝突した。
放たれた弾丸はもう変化のしようがない。後は、それを支える己の精神力のみ]
ま、け、る、、、かぁぁぁぁぁっ!!
[天を衝くように叫ぶ。
僅かな均衡を崩し、炎龍を打ち破った雷龍がブリジットへと走る。
炎龍に食われたか、光はかなり弱いものとなりつつあったが]
…へぅ、ぁ。
[そして放った本人は、結果を見届ける前に、カクンと膝を突いた]