ま、導師連の考えはよくわかんねーし、と。[自分になりに結論をつけつつ、今度は指先を掠めて紅を滲ませる。岩に続けて、風で畳み掛け、と思いルーンを描くものの]……て、なんだこ……れ?[左肩に掴まる真白がみゅっと鳴いて毛を逆立てる。危機感を感じ、吸い込むまい、と思って後退したものの、やや遅かったようで]ちょ……やべーもん、作るなよ、なっ……。[感じた眩暈に悪態をつきながらその場に膝をつく。それでも、手にしたカードは離すことなく]