[前触れが無い、その意識の乱れは。
怒らせることをしたという前提の思考に気付けない]
あの人が『記憶』だと聞いた時点で怒らせるだろうなとは思った。
承諾した先から撤回するのはあちらに申し訳ないし、
それなら覚悟決めておこうかな、ってね。
[挙げていた手はゆるりと下ろし、腰の後ろで組むように]
……力試しで再起不能になる気はなかったよ。
だからこそ加減ができなくて、手酷い怪我を負わせてしまったけど。
[静かに息を吐き、傍の存在から水宝玉を逸らして地に落とす。
目蓋をも落として後悔のいろを僅かに滲ませ]
[淡々とした口調>>2244に目蓋を押し上げ、伺うように見遣る]
……ごめん。
要らない心配をかけちゃったみたいだね。
[心配、の先を、敢えてぼかして]