[通常ならばそうそう回避されぬ前後からの攻撃。
カルメンもこの技には自信があった。
しかし]
…っ!?
[ライヒアルトが作り出す雷光。
それは意思持つように彼の周囲をうねり、迫るクナイを全て飲み込み巻き取ってしまう。
繋いでいた磁力は雷による磁場により乱され、クナイは切り離されてしまい。
龍のように蠢く雷光の中に取り込まれてしまう]
ab-ok-u
uk-in-e-of!!
[咄嗟に胸元から< Ni Ti Al B Hf >と書かれた厚紙を取り出し燃え上がらせ。
呪を紡ぎ金属の壁を作り上げる。
けれど雷光はこちらへと直進し、壁をものともせずカルメンへと襲いかかって来た]