>>2277
一応褒められたと思っておくぜ!
[射出直後に体勢を整え、トンファーに備え付けられているスイッチに指をかける。放った圧縮弾が相手を掠めていくのを見、追撃弾を撃ち込もうとした途端、相手の身体が目の前から消えた]
ちっ、上か!
[相手は既に己の真上、頭上の位置へと到達している。気付いた時には大量の黒き羽根が頭上を覆っていた]
〜〜〜!
こなくそっ!
[速い。避けるには到底間に合わないだろう。呪を紡ぐにしてもロスが大きい。それを察すると指をかけていたスイッチに力を加えた。カシュッ、と言う軽い音が鳴り、ハインリヒの持つトンファーの両側面から銀板が現れる。幅広のそれを頭上へと翳し、黒き羽根の直撃を避けようと。しかし、カカカ、と言う金属音に混じり、カバーし切れなかった脚へ羽根が刺さる音が微かに聞こえた]