◆ENDRP 空中庭園編
諸問題解決中のライヒアルトはまだ兎も角、
生き延びた君や、ナターリエ。
ノーラや、まだまだ若いベアトリーチェを、
危険な目に遭わせられないから、ね。
生きていれば、どうにでもなると……。
そう考える時、失ったもの、死者の事が浮かんでしまうが。
──君も無理はするな。ブリジット。
[受け取った資料をそのままブリジットに手渡し、小さく口端を持ち上げた。銀色のチューブのような硝子のエレベーターは、音も無く駐車場のある地下階へ滑り込んで行く。水平線が視界から消える直前、夜空に星が光って見えた。
皆との、再会の約束は何時──だっただろうか。
瞬きをして、スケジュールを尋ねたの*だった*。]