>>2298孝博あ…ううん。…昔、ね。君と、同じ、名前の人が、この村に、居たの。だから、ちょっと、驚いちゃった。[小さく笑みを浮かべる。それは少し誤魔化しが入っていたが、気付かれても少年には何のことだか分からないだろう。玲の言葉を聞くと>>2302]あ、ありがと。持って、行くね。[玲から郵便物を受け取り。呟かれた言葉が耳に届いただろうか。玲は力を取り戻し、視ることが出来る。お帰りなさい。やはりそうなのだろうか、と少しだけ思案した]