二度と会えませんが、生きていてくださいね。
[と…誰に届くことない呟きを置いて、また、故郷を捨てる。
そして幾多の季節を巡った。
失ったものは戻ってこない。
昔の自分にもどうしても戻れない。
捨てたのだから当たり前だ。
だが捨てて得たものは一体なんだろうか?と実感の薄い日々の中、ふと思う。
外の世界?普通の生活?平和な日々?
はたしてこれは望んだ自分なのだろうか?
問いはあっても答えはなく。いつも今の自分が一番良いんだと思うことにしてみる。
それでも不満がない辺り欲が薄いとは思うが]
また、この季節ですか
[どうしても、桜咲き誇る季節は*独りでいたくなってしまう*]