うん?[上を見直したタイミングで、 ざざ、と聞こえ出した音はすぐに大きく。 目を見開く間も無く木の葉の間から突き出した手が見えて―― 咄嗟に受け止めるための手を伸ばす。 同時に一つめの枝から飛ぶのは、地面までの距離が、抱き留めた身体への衝撃を和らげれば儲け物だと思ってのこと*]