[囁かれた言葉>>1804にえ、と言いつつ息を飲み。何かを返すより早く──金の翼は、飛び去って]……もうっ……バカ。[小さく呟き。それから、自分も深紫の四翼を、ふわり、広げて飛んだ]─森の奥・親の墓─[ふわり、舞い降りる。白の花弁の舞い散るその地は、静かだった]……父上、母上。アタシ……何とか、大丈夫みたいだ。必要だって、言ってもらえて、言えて……。[木の幹に手を触れつつ、小さく呟く]