はい、上から。
目測を誤ってしまって、足を踏み外しちゃったんですよ。
[>>2350不思議そうな声に返す声は、ちょっとその辺歩いてて、と同じ響き。
実際身は軽い、木の枝を伝うのも平坦な道も特に変わらず歩いていける。
ただ、今の"体"のことが抜けていたのが唯一にして致命的なミス。
それでも微妙なバランスで支えてくれている枝葉の上に収まっていたのだが、少しの揺らぎでそれも崩れ]
────…!
[落ちている、と自覚した瞬間咄嗟に庇ったのは配達鞄。
背を丸め、しっかりと抱きかかえる体勢は短くなった手足も相まって丁度伸ばされた手>>2353に抱えられやすい形になっていた。
当の本人は地面に打ち付ける衝撃に耐えようと、ぎゅうっと目を瞑って。
伸ばされた手も、その手の持ち主も、まだ瞳に映す余裕無く*]