[誰が抱えているか解らぬ内は身を硬くしていたけれど。
>>2437相手が誰か解れば、ふっと肩の力が抜けて支えてくれている腕に頼ることにした。
が、お久しぶりですと笑いかけた相手から返る声が無いのにきょとり瞬いて。
まじまじと見る様子に、何かおかしいかと首を傾げた。
自分の顔から抱えたままの鞄に視線が移り、また戻って]
はい、そうですよ?
[問われるように呼ばれたそれに、こくりと頷いた後。
またまじまじと見直され、ぱちくりと瞬く様子にこちらも同じ仕草を返し]
あの。
何か、おかしい、ですか?
[あの夢で会った時は"こちら"では無かった事をすっかり失念していて。
問う声は、不思議そうな色に染めていた*]