◆ENDRP
[愛しいものへ贈るためのいろを。
それから、歪められたものではない──自然ないろたちを]
……そのために。色々と落ち着くまでは……落ち着いてからも、世話をかける事になるだろうが。
……よろしく、頼む。
[言いながら、微かに笑んで、頭を下げる。
青年はしばしぽかん、とした後、ふるふるふるっと首を横に振った]
「そ、そんな畏まらないでくださいよっ!
いや、その、あの『そらいろ』を生み出したファルベさんとご一緒できるなら、それはもう、凄い光栄ですからっ!」
[慌てて言い募られ、苦笑しつつ、顔を上げる]
……そんな、大したもんじゃないんだが、俺は。
と、そうだ。
[一つ、息を吐き。それから、ふとある事に気づいて声を上げる]