あ、いえその。
居ません、けど。
[>>2539問い返されて、今度はこちらがたじろいだ。
勘違いするなとか否定してくれたら、ですよねと笑いも出来たのだが冗談やからかいで言っているようにも見えない。
言われた言葉に、じんわりと頬が─というよりも顔全体が熱を持ち始めて]
…はじめて、言われました。
[ぽつり、口に出した呆けたような弱い声は、自分を抱えたままの相手の耳に届くかどうかという程度。
それでも、ええと、と言って続けられた言葉にはようやくまんまる目がぱちりと瞬きに変わって]
そういえば僕、あの時は"こちら"じゃありませんでしたっけ。
[言外に、彼の言葉を肯定する言葉を吐いた*]