>>2581[オバサン、と言われて、女の薔薇の花弁の形した唇が歪む]口の利き方を知らない小娘だことォ。[軽々と下跳躍から狙う上からの一撃を、バックステップで交わす。舞踏に相応しく武闘に相応しからぬ女の装いは、薔薇に似た深紅のドレス。それが一枚、風圧で裂けて散る]似て非なるものこそ疎ましいのよォ。教育して差し上げるわァ。[手首からしなる茨の鞭が、棍を持つ手元を狙いしなる。血が足らないと訴える薄紅色の髪に飾るは、一重のオールドローズ。揺れる花弁には女の口元に似た黒の沁み一つ]