うは、嘘っ。[炎を受け止め、自らに纏わせて伸びてくる鞭。空中では避けようも無い。…はずだったが]仕方ないなぁっ。――以血翼放![バサリ、とその背に広がったのは蘇芳の翼。もう一段上空へと舞えば、炎の蛇は足首を掠めるように]取り込まれちゃってるとか。自分の炎で傷つくなんてありえなーい![クラリとするのを感じ、慌てて翼を畳み地上へと降りる。棍を構え直して気息を整え]オバサン、何か使った?