人狼物語 ─幻夢─

18 【機鋼の宴】─精霊演戯・第三演─


研究生 エーリッヒ

>>2820続き

 次の日、彼が起きたら猫の姿になっていました。また人の姿になって、看病の再開です。
 今度は、彼女は怯えなかったのですけれど、寝ているときとか、夢現のとき、彼女の目があいていたとか、そんなことはなんら問題にならないのです。ただ心も落ち着いたようでよかったと思いながら、彼は看病をし――

 やがて、聖なる獣を見送って。
 森にはふたたび、静寂が訪れました。


 森の中には白猫一匹。
 花が咲いて、光がそそいで、川が流れて、獣が歌って。
 ぽかぽか陽気の毎日が、変わるその日も白猫は、怪我した獣を助けた日のように、日差しの下で平和にお休みしていたのでした。

(2839) 2007/11/27(Tue) 19:30:58

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