[>>2828足があるから歩けるという。 じじーっと郵便屋を上から下まで見た。 確かにこうして見直せば、夢で出会ったときよりも小さい身体で、身体能力的にも劣るのではないかと思ったりもする。それは役割が違うのだ、とわかるのはまた別の場面でなのだろう。 見ているうちに郵便屋の表情はまた硬くなって] ……怒らない。[下からの視線、少しだけ伺うような角度。 視線をいくらか宙に漂わせたあとに、再び相手を捉えて] けど、今は、こっちから行ってくれ。[繋いだ手を、ゆらり*]