>>2815[あれから、囚われし者達との再開を経て。大小問わず幾多の怪我人を、重症の順に生命殿などが手当てし、床に押し込んだは言うまでもなく。血の匂いに酔い、一度広間へと戻された私の目に入ったのは、なにやら勝手に動いている藤色の影であろうか]……影精殿?お目覚め…でしょうや…?[どう見ても飛べそにない動きを見、私は彼女を掬い上げて。望みの場を聞けば、緩慢な動きで運んでゆく]