― お茶会 ―[>>2975見ているうちに、黒幕は頷いて、 それはまだ触れている手からも伝わった。 伝わる震えは大分小さい。 運が悪ければなにか危ないものが飛んできたらしいなどとは知らずに、唇に少しだけ笑みをのせる] うん。 そんなものだ。[頷く相手に頷き返す。 右手を見れば、郵便屋はどうしているか。 彼女が『大丈夫』ならば、あとは手を退けて、自分の仕事は終わりとばかりに紅茶をすするのだが*]