― 泉の辺 ― …………。ああ。[>>3008首を傾げるネッドに思案する時間は多少長かったかも知れない。作り直す、という言葉が頭を巡って、ようやく合点がいった、声が出た] 俺は、直らないんだ。[唇に緩く弧を描かせる。 ゆっくりと、言葉を急かないように注意しながら] もう、このまま、いるしかない。[そこで言葉を切って、 わかるかな、というようにゆるりと首を傾げた]