[向けた言葉に同意が返れば、また、笑う。
動揺を断ち切れれば、後は少しずついつものペースに戻れるようだった。
この辺り、崩れてばかりもいられまい、という無意識の作用もある。
精神的な側面に大きく作用している、『魔』の部分が、必要以上に弱さを晒すを是としなかった]
え?
ああ、大丈夫ですよ、うん。
[無理や我慢、という言葉>>3059に、ほんの一瞬過ぎるのは、苦笑。
けれど、それは頭に触れた手の感触が生じさせた短い震えに飲まれて、消える。
やはり、慣れない、と。
感じるのは、そんな思い。
触れられる事への根本的な恐怖は消えていないと再認識すると同時、じゃあ、先に撫でられた時に感じた安堵はなんだったんだ、と。
思考が逸れたのは、ほんの一瞬]