[>>3066楽士の顔が見慣れた笑みに戻れば、少しづつ安心する。
けれど、大丈夫と返す苦笑が頭に触れた刹那震えに消えるのが見えると、ぱちり瞬き眉が下がった。
さっきといい今といい、楽士の様子がおかしくなったのはこちらが触ったのが切欠で。
もしかしたら、好き嫌い問わず、触られたくないのかな。
生じた疑問に関しては口に出さず、代わりにそっと伸ばしていた手を引いた。
それから>>3063視線を魔族に向ければ、数度頷きを返されて。
お茶会の始まりを席に着いて待とうとした、のだが]
楽士さんって、ユーリさんって仰るんですか?
[魔族が呼んだ名を、初めて知ったと瞬いた後。
そういえば僕魔族さんの名前も知らないなぁ、と。
僕も御二人に名乗ってあったっけ?と今更ながらに気付き。
>>3069そちらの方って誰のこと?と首を傾げた*]