[お茶の時間を過ごしつつ、ひとつ、ふたつ、力を集めて呪を編んでいく。何気ない仕種と共に行われるそれと共に集う力は、魔に属すものであれば察するも叶うもの。緩くゆるく、心の一部を縛って、意識の向かう先を違えさせるための呪。それは、完全に存在を縛り付けるものではない、けれど。こちらの『ちょっと無理なお願い』を普通に聞き届けてくれるくらいの束縛となりうるもの。**]