― お茶会 ―
[>>3099パーシー。と。
郵便屋の名前を知ると同時に、ふと、小さな悪寒を覚えたのは、傍に黒幕が居たからだ。自分の名は、召喚主がいるうちには只の記号としかなり得ないが、他人はそうはいかないだろう。
それは呪をかけるときの鍵となりうるもの。
名乗らせるようなまねをさせた自分を、抑えた表情の下で咎めつつ、話を途切れさせないようにと気をつける]
そちらはあちらだ。
[その人物は木の下で、今まだうたた寝していたろうか。
姿は遠く、呼びかける黒幕の声が届いているのかもわからない。
黒幕が用意した席にはゆとりがあるから、新たな客を拒む理由は無いだろう]